ブランドの価値と定価と査定価格の違い
洋服を売るときや買うときには価格が違います。
それは使用感や状態によって査定価格として判断されて、買取されることになります。
何度か買取ショップを利用したことがある方や誰かに売ったことがある方はなんとなくわかるかもしれません。
しかし、よく意味もわからず買取ショップは安い!というイメージをお持ちの方も多いと思います。
では、なぜブランドの定価は高くて、査定価格は安い!?のか。
ブランドの定価と価値、人気ブランドや流行、買取価格の変動など様々な関連性があります。
あなたはこのように感じたことはありませんか?
高かったブランド品が安く査定されてしまった
限定品を売ったら思ったよりも高くてびっくり
ブランド品はコスト以上に高い気がする
なぜ価格が変動するのかわからない
買取ショップでなぜ価格がバラバラなの?
と、様々な疑問を感じることがあると思います。
ブランドにはコスト以上の見えないものがあり、定価が付けられており高いブランドも安いブランドもあります。
今の時代では、ネット通販で色んなものが購入出来たりしますので、より高く感じたりすることがあるかと思います。
また、買取ショップに売るときは定価は高かったのに、安く査定されてしまうこともあります。
厳密に言えば、安いのではなく、安く感じてしまうのにも理由があります。
ブランドと価値と定価と査定価格に関して、様々な概念が存在しますのでご参考にしてみてください。
ブランド品はコスト以上の見えない価値がある
ブランドには様々なブランドがあります。
高級ブランド品、カジュアルブランド、デザイナーズブランド、低価格ブランドなどジャンルもカテゴリも千差万別です。
これはブランドのコンセプトによって打ち出される世界観や雰囲気など見えないものもあります。
もちろん、洋服やバッグなどの物であれば、製作にかかる人件費や素材、海外ブランドであれば為替や関税費によってもコストはかかります。
例えば、一つのバッグで言えばコストだけを考えれば、レザーやパーツなど縫製にかかるコストだけに焦点をてると、ちょっと高い気もするしなかなか手が届かない場合もあるかもしれません。
しかし、そのバッグにはコスト以外の見えない価値が存在します。
ブランドとは、企業が商品を製作する以外に、様々なコンセプトやサービス、商品、情報、雰囲気、空間、接客なども含む価値観と世界観を提供しています。
その価値観は人によって違いますし、消費者に満足感を得ることができる総称です。
消費者のサービスや商品を得るために定められた「お金という媒介物」で定めた価格が定価であります。
あなたの持っているブランドをもう一度イメージしてみてください。
では、わかりやすくルイヴィトンで考えてみましょう。
なぜルイヴィトンの定価が高いのか
なぜ、ルイヴィトンが高いのか?を考えてみてください。
そもそも、人によってはヴィトンなんてそんなに高くないじゃん!?と思われるかもしれません。
人にも価値観があり、個人的な世界観もあり、捉え方でも変わってきます。
ヴィトンなんて興味ないし、ただ高いだけ!と思われている方もいるでしょう。
価値観も人それぞれで「ハンバーガーを毎日食べる方が幸せ」と、感じている方もいるかもしれません。
ルイヴィトンには、コンセプトもあり国内や海外のショップでも雰囲気や空間、質の高さなど様々な概念によって価値が生み出されています。
また、上流階級の愛用され付加価値というものが、さらに上乗せされているのがブランドとなります。
そして、愛用者や消費者からのブランドイメージが構築されいるのですが、ルイヴィトンは意図的にブランドを作り上げているものなのです。
よって、ルイヴィトンは商品の生産コストのみだけではなく様々な付加価値というものが上乗せされて定価として販売されているのです。
では、価値とはどんな価値があるのかも考えてみましょう。
価値にはどんな価値があるの!?
価値にはどんな価値があるのか?と聞かれても、そんなのまとめて価値でしょ!?という感覚かもしれません。
ブランドは洋服やバッグ、アクセサリーやファッション関連だけではありません。
全く別のジャンルや企業のサービスによって価値には様々な価値があると思います。
例えば、iPhoneであれば「電話が出来る」「メールが出来る」「ゲームが出来る」「動画が見れる」などいろいろな機能やシステムが存在します。
ここには機能的価値や情報流通の価値、自己重要感を満たす価値など様々です。
車で考えれば、移動出来る手段的価値、時間的価値、利便的価値などあると思います。
しかし、このiPhoneや車、食べ物、情報、サービス、企業が提案している様々な価値がありますが、人が皆同じように価値を感じるわけではありません。
人はそれぞれ価値観があり、価値の感じ方や捉え方は千差万別です。
だからこそ、ルイヴィトンが高いと感じる方もいますし、バッグ10万以上が安いと感じたりする方がいるでしょう。
車200万円でも必要と思う方も多いですし、安くていいから移動出来る手段が欲しいという方もいます。
この価格というものは、定価は企業や定めた値段がありますが、変動することもあります。
セールの時期になったり、アウトレット、中古になったりするとさらに変動してきます。
では、この価格を判断する相場や査定価格はどのように変動するのか考えてみましょう。
市場に対する需要と供給のバランスで査定価格が変わる
市場には需要と供給のバランスがあります。
この需要と供給によって日々変動するのが、オークションだったり中古市場は大きく変動します。
定価10万円のブランド品のバッグを購入している時は2?3万円だったりします。
状態の悪いものであれば1万円かもしれませんし、人気ブランドや限定品であれば5万円の査定価格だったりします。
例えば、90年代のヴィンテージブームやエアマックスブームの頃は、プレミアと言って定価よりも高く取引されていることがありました。
ヴィンテージのリーバイス501大戦モデルは100万円以上するものもありましたし、エアマックス’95のグラデーションのオリジナルは10万以上?新品で60万円の価格が付けられる時期もありました。
エアマックス狩りと言って、履いている人を襲撃して奪いとられたり、学校に履いていけば盗難にあったり、エアの部分をカッターで切られたり・・懐かしい話です。
話は反れましたが、このように今の時代は買取価格が定価よりも安く査定されてしまうこともありますが、中には希少価値の高いアイテムや人気ブランドは高く買取されることもあります。
また、価格が上がりやすいのは限定品やコラボアイテムのように市場に出回っていないものや珍しいもので、需要があれば必然的に価格は上がります。
買取価格が安く感じてしまう理由
買取価格に関して、安く査定されてしまった・・・止むを得ず売ってしまった。というような経験をされている方もいるでしょう。
先ほどもお伝えしましたが、買取価格の安い、高いは人それぞれ価値観があり、ご自身の期待値が基準になります。
わかりやすくいえば、期待していたから安く感じてしまいます。
しかし、そんな期待していない物の方が高かったりします。
その基準はご自身の期待値やさじ加減があり、価値観と捉え方にも繋がってくるものです。
そもそもご自身で使用したものは中古になりますので、新品→中古になった時点で半額以下は当たり前くらいの心構えでイメージしておいた方が良いかもしれません
いかがでしたか?
ブランドと定価と価値と査定価格には関連性と繋がりがあり、市場の需要と供給のバランスによっても常に価格は変動してきます。
もう一度クローゼット整理をしてみて、もし使っていないものがあれば人気のあるうちに、需要が落ちる前に期待せず買取ショップを利用することも考えてみてください。
あなたにはあなたの価値観があり、売りたいタイミングもあると思いますが、クローゼットの奥に眠らせておくよりもどこかで誰かが価値を感じてくれる価値もあるかもしれません。